画像処理はキーボードショートカットで楽して爆速に!

キーボードショートカットとは、ツールの選択など、マウス操作をすることなく特定のキーを押すだけでツールを切り替えられる便利な機能です。画像処理では、AのツールからBのツール、CのツールからまたAに戻って…と、頻繁にいろいろなツールを切り替える必要があります。作業が変わるたびにツールバーから選ぶのは、それだけで労力と時間の無駄、まさに「チリツモ」です。

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画像処理でよく使うツール系キーボードショートカット

ツール系のキーボードショートカットは他にもたくさんありますが、私が画像加工(切り抜き・合成など)で主に使うのは以下の項目です。ただ「ブラシサイズを減少」「ブラシサイズを増加」に関しては、キーの位置的に右手にペンを持った状態での左手の移動が大きいので、ほぼ左手を動かさずに済むキーに割り当てています。ペンのボタンでブラシサイズを調節する方法もありますが、不器用なのであれはちょっと苦手です。

画像描画モード/クイックマスクモードの切り替えQ
描画色と背景色の切り替えX
長方形選択M
なげなわツールL
クイック選択ツールW
スポット修復ブラシツールJ
パッチツールJ
ブラシツールB
コピースタンプツールS
ブラシサイズを減少[
ブラシサイズを増加]
Q 画像描画モード/クイックマスクモードの切り替え

被写体の切り抜きやなど選択範囲を作る時に、Qを押すたびに画像描画モードとクイックマスクモードを行ったり来たり切り替えられる。

X 描画色と背景色の切り替え

Xを押すたびに描画色が「黒」「白」と切り替わるので、クイックマスクモード時にマスクをブラシで塗ったり消したりできる。

M 長方形選択

背景を伸ばす場合や消したいものがある時などにスパッと1アクションで選択できる。

L なげなわツール

任意の部分を囲むと自由な選択範囲ができる。

W クイック選択ツール

対象をなぞると選択範囲ができる。複雑なものは難しいが単純なもので素早く選択したい場合に便利。

J スポット修復ブラシツール

ゴミやほこり、傷、顔のシミなど、細かいものを簡単に消すことができる。

J パッチツール

スポット修復ブラシツールよりは大きいもの、グラデーション状の上にあるものを消したい時などに、綺麗に馴染ませることができる。

B ブラシツール

画像処理では主にクイックマスクモード時に使用。

S コピースタンプツール

 option(Alt)を押しながらコピーする画像の領域をクリックして開始点を設定し、任意の領域にコピーする。

画像処理でよく使うcommand(Ctrl) + ○ のキーボードショートカット

command(Ctrl)+○のキーボードショートカットといえば、誰もが無意識で使っているであろうcommand(Ctrl)+C(コピー)、command(Ctrl)+V(ペースト)ですね。これらは画像処理でももちろん使いますが、以下は私が画像処理でよく使うキーボードショートカットです。

閉じるcommand(Ctrl)+ W
選択範囲を反転Shift + command(Ctrl)+ I
すべてを選択command(Ctrl)+ A
選択を解除command(Ctrl)+ D
自由変形command(Ctrl)+ T
コピーしてレイヤー作成command(Ctrl)+ J
レイヤーを統合command(Ctrl)+ E
表示レイヤーを統合Shift + command(Ctrl)+ E
画像を統合

最後の「画像を統合」にはPhotoShop初期設定では何も割り当てられていないので、ご自身で好きなキーを割り当ててください。使用頻度はけっこう多いので設定しておいた方がいいでしょう。

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切り抜き作業デモ

では、キーボードショートカットはどのようなタイミングで、どう使えばいいのか?切り抜き作業の流れを動画にしてみました。

  1. 被写体を選択
  2. Q クイックマスクモードに切り替え
  3. B ブラシを選択
  4. X 描画色と背景色の切り替え
  5. Q 画像描画モードに切り替え
  6. Shift + command(Ctrl)+ I 選択範囲を反転
  7. delete
  8. 画像を統合

8工程のうちキーボードショートカットじゃないのは「1.被写体を選択」と「6.delete」だけ。簡単な切り抜き作業でしたが、6回もツールを選択しています。これをその都度ツールバーから選択するのはやはり大変です。特に「4.描画色と背景色の切り替え」は頻繁に切り替えますので、キーボードショートカットは必須ですね。

最後に

今回は私が実際よく使うキーボードショートカットをご紹介しました。とはいえ、PhotoShopを使う目的は人それぞれ。どのキーボードショートカットを使うかも人それぞれです。ご自身が「作業が速くなった」「身体が楽だ」と感じられるようなオリジナルのキーボードショートカットを設定してみてはいかがでしょうか。

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